若桜鉄道とは?

若桜鉄道の歴史

 山陰地方に初めて鉄道が敷設されたのは、1902(明治35)年の境港-御来屋間である。この御来屋駅は、現在でも開業当時の姿を留める山陰地方最古の駅舎として残されており、無人駅となった後は地元物産等を販売する施設として活用されている。

 若桜鉄道の歴史は、明治22年頃に山陰線のルートを舞鶴-豊岡-鳥取というルートで通すのか、宮津から出石-若桜を通って鳥取というルートで通すのか、という検討がなされたことに始まる。最終的には、現在の山陰線のルートが採択されたが、明治30年頃には姫路-鳥取の通過路線としても検討されていたという。

 その後、大正11(1922)年の改正鉄道敷設法によりスタートした同法別表第88項には「鳥取県郡家ヨリ若桜ヲ経テ兵庫県八鹿附近ニ至ル鉄道」とされており、山間を貫くルートとして計画された。そして、昭和5年(1930)1月に第1工区として郡家-隼の間が竣工、その年の12月には若桜まで19.2kmの国鉄若桜線が全線開通している。建設費は1,314,620円であった。 郡家-若桜駅間で開業した若桜線は、その先はついに着工されず、行き止まりのままとなったが、八東川流域の若桜谷地域の公共交通機関として地域・産業の発展に長年にわたり貢献してきた。

 山間地域の過疎化、基幹産業としての林業の衰退に伴い、運輸・交通の動脈としての機能を徐々に低下させていった。それでも同線は、昭和50年代以降の赤字ローカル線の廃止や国鉄分割民営化という歴史的転換期を行政・住民の存続への運動で乗り越え、1987(昭和62)年には第3セクター若桜鉄道株式会社に引き継がれて、今日に至っている。

会社概要

商   号若桜鉄道株式会社
所 在 地〒680-0701 鳥取県八頭郡若桜町大字若桜345番地2
代 表 者代表取締役社長 酒嶋 優
電 話 番 号0858-82-0919
F A X0858-82-0045
E-mailwakatetu@infosakyu.ne.jp
設   立昭和62年 8月 6日
営 業 開 始昭和62年10月14日
事 業 内 容①地方鉄道業
②旅行業
③不動産賃貸業、不動産売買業及び不動産管理業
④広告業
⑤食堂、喫茶店の経営並びに飲食料品及び日用雑貨品の販売
⑥収入印紙及び郵便切手の売りさばき
⑦酒類及びたばこの販売
⑧鉄道事業者等からの乗車券類販売請負業務
⑨前各号に付帯する一切の事業

沿革

                              
62年 7月31日会社設立総会
62年 8月 6日会社設立登記(払込資本100百万円)
62年10月14日旅客運輸営業開始
平成元年 5月 1日国内旅行業営業開始
5年 9月 1日第1回運賃改定(平均9.3%)
6年12月 3日若桜~郡家間1往復増発
8年10月 1日新駅設置開業「八頭高校前」
9年 4月 1日第2回運賃改定(平均5.1%)
13年 3月28日イベント車両(宝くじ号)贈呈式 
14年 3月23日新駅設置開業「徳丸」
14年10月 1日第3回運賃改定(平均6.0%)
15年10月 1日高速化に伴うダイヤ改正
17年 3月31日国内旅行業廃業
18年 4月 1日第4回運賃改定(平均6.9%)
19年 4月 1日第5回運賃改定(定期割引率改定)
20年 7月 8日登録有形文化財登録
21年 4月 1日第1種事業者から第2種事業者へ移行(公有民営方式による上下分離での運行開始)
22年 3月13日ダイヤ改正(若桜~郡家間1往復減)
27年10月 1日第6回運賃改定
28年 4月 1日車両4両を両町へ無償譲渡
30年 3月 4日観光列車「昭和号」運行開始
31年 3月 2日観光列車「八頭号」運行開始
令和元年10月1日第7回運賃改定(消費税8%→10%)
2年3月 7日観光列車「若桜号」運行開始
2年3月14日八東駅行違い施設供用開始(ホーム、線路、電気)
ダイヤ改正(若桜〜郡家間 5往復増)